四日目〜八日目

日曜からネットがつながらなかったのでまとめて。

四日目
チャイコフスキーベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲をあつめたMDを作るセットをする。その後、シューマンドビュッシーピアノ曲をあつめたCDをきいている内に寝入ってしまう。外のバイクの音でめざめる。ドビュッシーのピアノの不安な音色で気持ちがおちつかなかったので、TBSラジオをつける。すると、なぜかベートーヴェンピアノソナタがながれている。番組の一部なのかと曲の終わりを待ってみるが、曲紹介など入ることなく、延々と流れる。途中ブツッと一瞬中断したりするため、放送終了後にながれているものと思った。しかし、思わぬところで耳慣れたソナタをきいてみると、古典的な形式や調律にのっとった音がとても聞きごこちがいい。最近はシューマンなどとらえどころがないピアノをきくことがおおく、複雑な和声や展開にのみこまれて気持ちがさだまらないままにいたので余計だ。またわりと初期のソナタが中心で、たぶんこういう機会がないと聞き返すことがないだろうなとおもうと、こういうめぐり合わせが嬉しくおもえた。「月光」の一番がおわったところでラジオを消す。MD作成が音量調整で失敗したので再度セット。家を出る。日曜の夜はとくにおもうが、人の気配がなく、静かで、陰鬱な気分になる。工事現場も今日は休みらしい。今日はいつになく風がつよい。気持ちがモヤモヤしていたんで、あまりなにもかんがえず足早に土手へ。ジョギング開始、今日のカーボーイは田中の弟子、ジャズリク、新コーナーのみ。弟子コーナーが長くつづいたので、特におもしろいということもないが、それなりに楽しむ。陰鬱な気分とは裏腹に、今日ははじめから走りの調子がいい。気持ちよくはしれてるなぁと考える。誰ともすれちがわず、折り返し。急に向かい風がつよくなる。しばらくして、音楽へ。モー娘、ドリフ、ジュディマリ、桑田(love potion no9)など。モーニング娘はやっぱり元気がでる、どっちかというとリズムのほうを中心に楽しんで聴く。6キロ過ぎ、なにやら太鼓らしき音が聞こえる。向かい風で周りのおとが聞き取りづらいので、手で風をかばうと、ポンポンというリズム。前にもこういうことがあった。しばらくはしると、ようやく人とすれちがい、少し挨拶をする。さらに折り返して、またさっきの太鼓ポイントをとおる、どうもラジカセを再生しているだけっぽい。最後は全速力ではしって8キロ。


五日目
「地球ふしぎ」という番組のジャッカル特集をみたあと、ヴァイオリン協奏曲をかけて寝る。0時過ぎにおきて、伊集院のラジオなど聴きながら、テレビ周辺のゴミ掃除などをする。2時30分過ぎ、下へ降りて髪を少し切る。捨てるためのファミコンを袋にいれて、家を出る。この時期にしてはやや寒い。しばらくいったところにファミコンをすてる。ちょうど火曜日が燃えないゴミの日だった。土手につきジョギング開始。カーボーイは2001年の放送で田中の超能力、太田の連載、ゲスト萩原。とくにおもしろい回ではなかったが、走り自体が快調だったので、苦もなく聴けた。今日も体が軽く、最初からけっこうなピッチで走った。ただ寒かったので、途中から左手をトレーナーにいれる。折り返しでおしっこ、しばらくして音楽へかえる。今日はディランの日。フォークロック期の作品やアウトテイク、66年ライブなど。このころのディラン節は他の誰にもない魅力がある。久しぶりにきく曲もあったりして、すっかり気分よく走れた。しばらくして、邦楽へ。坂本九ユニコーンハイロウズなど。これはこれでよい。体の熱を冷たい風がひやすという気持ちのいい気候で、最後まで苦しむことなく走りきった。8キロ。帰り、布団叩きのおばさんのことを考えながら自転車でかえっていると、マンション前で突然あの白い猫とでくわした。今日は完全にめがあい、むこうもこっちをじっとみている。多分覚えているんだと思う。ただ、去年の冬にみた太り気味の猫じゃなく、体も引き締まった若い猫だ。もしかしたらあの頃の子どもがそだったのかもしれない。可愛いが、野良猫特有のつよいにらみがあって、たくましくもかんじた。明日からまたえさをやろうかなと考える。

六日目
11時過ぎに起きる。カーボーイまで時間をつぶし、1時からはカーボーイを聴きながら「いたスト」をやった。「太田はこう思う」の回で、素直に楽しめる放送ではなかった。太田の意見は一方的であまり受けいれられるものではなかったが、あれこれ考えるきっかけにはなった。2時50分、家を出る。家を出たところで、猫のえさを忘れたことにきづき、急いでとりにいく。カレーの具の牛肉。マンションの前にそっと置く。今日も工事をやっていて、通らざるをえなかった。土手へついてジョギング開始。カーボーイは田中の弟子コーナー。コーナー初期でいろんな人がネタをおくっていた頃なので楽しめた。走り出してすぐのところで、キャッチボールをしてる人とすれちがう。走りは今日も調子がよく、ピッチをあげても呼吸は苦しくならない。折り返しで小便をしてふたたび走り出す。前方をウォーキングする人をかなり早いピッチで追い抜く。音楽へ。モーニング娘ブルーハーツbank bandスピッツ。音楽をカラオケにして、気持ちよくはしる。とくにbank bandで盛り上がる。最後の数キロは音楽に集中して、あっというまに8キロ。帰りも工事現場をとおり、おじさんに愛想よくおじぎをされる。猫のえさを確認すると食べられず残っていた。また、自販機でウーロン茶をかおうとしたところ、「そうけんびちゃ」が復活していたのでペットボトルで3本かう。コーラも1本。

七日目
10時過ぎに起きる。外は強い雨。きょうは中止かと考えながら、雨上がりのラジオをきく。千原ゲストで面白く、最後まで聞いた。外を見ると、雨が上がっている様子だが、まだややぱらついている。体調もよくなんとなく走りたい気分だったので、なんとかなるとおもいジョギングを決意。そのまえに今日も鏡の前で前髪をばっさりきった。なんとなくバランスはわるいがスッキリした。餌の肉もてにとるが、雨でどうせいないだろうとおもって、冷蔵庫にしまう。家を出るともうほとんど雨はあがっていた、たまに小雨がおちるぐらい。雨で自転車のブレーキもおぼつかないまま、土手をめざす。工事は休みのようだ。土手へついてすぐたまっていた小便をする。小さな水たまりができた。ジョギング開始。カーボーイは田中がカツ丼屋でサインした話と、スウェーデンの福祉の話。あまり笑いどころは少なかったが、地理でまなんだスウェーデンとむすびつけながらきいたので、多少勉強になった。雨上がりのなか気持ちよく走れるだろうとおもっていたが、はじめから調子がのらず、向かい風がつよかったこともあり、息が上がる。ここ数日のきもちいジョギングからは一転。それでもへばるほどではなく、気合をいれれば頑張れる。折り返し、4キロ過ぎで音楽へ。ディランの日かとおもったら、モーニング娘。疲れがたまっていて、あまりディランをきく気分じゃなかったので、うれしい誤算。しかしモーニング娘もとばしとばしできいた。それぐらい疲れがたまり、音楽に集中できない。6キロ過ぎ、サザン、森高、尾崎トリビュートなど。最後の2キロはだるいからだをなんとか前へとだして走りきった。8キロ。へとへとで帰宅。帰ってからきになっていた横髪などをきる。短くなった。

八日目

8時過ぎからピンポンを読みながらすごす。ラヴェルの「左手のためのピアコン」のCDをつくったが、何度きいてもなじめず、ベッドに横になってそのまま寝た。起きる。あいかわらずピアコンが流れているが、メロディどころか全体のリズムもよくつかめず、聴いているだけで全身にけだるさを覚える。上半身の全筋肉に乳酸がたまっていくような感じ。またピンポンを少し読んでから寝る。リピート設定にしていたので、1時半過ぎに起きたときにも流れていた。さすがに耐えられず消す。ナイナイなどのラジオをすこしきくが、つまらなかったので消す。今日はセブンイレブンカップラーメンを買う必要があったので、一度シャンプーをして寝癖をなおしてから、ジョギング前に買いに行くことにした。シャンプー後、94年ごろのこち亀をよむ。体がすごいだるい。2時30分にセブンイレブンへ。愛想のない男の店員。帰り道、この時期にしてはやけに寒く感じた。2月ごろの空気。見上げると雲にかすった月がみえる。やや欠けているがとても大きい。地学でまなんだ万有引力をおもいだす。家に帰って袋をおいて、すてるための汚い段ボール箱をもって、家を出る。ちかくのゴミ箱にすてた。燃えるゴミだから多分大丈夫。ピアコンの流れからの体の異常なだるさが抜けていない。走り出せば直るだろうと思うが。土手へつく。ipodをとりだして走り出す。だるいだるい。今まででいちばんだるい体をひきずってのジョギング。無理やり体を前に出すが、ぜんぜんのりきれない。カーボーイは2002年6月のキリセン川崎ゲスト。コスト削減ビデオの定価が4万円というところで笑うが、それ以外はあまり面白くない。上半身、とくに肩のあたりのしびれるようなだるさのなか、1キロ走るのもしんどい。寝るときの呼吸がわるかったのか喉も痛い。しかも寒い向かい風がくちにはいってくる。必死ではしってようやく3キロ地点の折り返し。さすがにすこし休憩した。ふたたびはしりだすがけだるさはとれない。しばらくして音楽へ。サザン(84年ライブ)、DBED、サザン(世紀末カルテ)、松任谷由美泉谷しげるジュディマリ。サザンはすきな曲ばかりだが、喉の痛さでまったくカラオケにもならない。しかも走ってもなにしても調子にのらず、だるいばかり。今日はさすがに6キロでやめようかとすら思った。しかし、世紀末カルテをきいていると、なんとなく体の痛みを忘れることが出来た。とはいえ、最後までペースにはのれず、8キロ地点ではフラフラ。ここまで疲れたのははじめてだ。ゆっくりあるいて家路につく。