2日目

火曜日
夕方５時半ごろ家をでる。自転車をおいてからなるべく人と顔を合わせないようにして、土手へむかう。土手につくが、蒸し暑い。ジョギング開始。今日はまず藤子アニメのテレビ版のOP・EDを聞きながら走る、市販されたフルバージョンと歌は別テイクで、こっちのほうが馴染みぶかい。まだまだ周囲は明るく、たくさんの人とすれちがう。一通り聞き終えたところでちょうど１キロ、この時点で息は切れていた。できるだけ体力をつかわず呼吸器に負担をかけないように、ゆっくり走る。３キロ手前、ブオーンといううなり声がきこえる、はじめは鳥か赤ちゃんがないてるんだとおもうが様子がちがう、ふとみると前方をラジコンがはしっていた。作業員らしき人たちが階段にこしかけて操作している。その横をはしるが、むこうは気を使う様子もなく全速で直線をかけていく、火花がとぶほどで焦げ臭かった。人への気遣いがなく、常識がない人だとわかる。すぐ先の３キロで休憩する、もう完全に息が上がり、汗もだらだらと噴出していた。横をウォーキングする人がとおるが、かまわずうずくまった。ようやく呼吸がととのったころ、折り返してはしりだす。さっきのラジコン、今度は２台にふえて競うように走らせていた。道路を占領した迷惑運転だったので、ウォーキングの人たちはこの道をさけて、回り道をしていた。どうしようかまようが、目をつぶってその道をはしることにした。４キロほど走ったところで肺の負担がおもくなり呼吸がくるしくなり、とても８キロは無理だと判断。とりあえず６キロ地点をめざす。５キロ地点で一度とまり、呼吸をととのえる。最後の１キロはカーボーイの続きをきいた。この１キロは今までで一番といっていいほど苦しいジョギングで、６キロ走り終えてからしばらく立ち上がれなかった。家に帰ってからもしばらく胸が苦しかった。