一日目

ベッドに入っただけで眠くなって寝てしまう。午前から散々寝たのに、めちゃイケ見た後にまた寝てしまった。10時過ぎに起きたら、テレビで海外のボクシングをやっていて、白人系のボクサーの動きがシャープだなぁとおもいながらウトウトして、さらに寝る。起きると12時前。夜遊びをつけようとするが意識がはっきりせず、周波数をまちがえて小一時間ほどハワイアンをきいて、その後ツェッペリンの曲がながしている夜遊びをようやくみつけた。野球の結果などを確認して、1時30分ごろジョギングのため家を出た。このあいだ解体工事していた家はあとかたもなくなり、奥のマンションがみえるようになった。自転車をおいて歩いていると、前方で若い女の人がとつぜんとまる。この人の前を歩くのは緊張するなとおもい追い越して歩いていると、その人はタクシーを拾うためにとまっただけだった。土手へつく。1時56分。ずっと寝てからだがだるかったのでストレッチで筋肉をほぐす。走るまえに道路の反対側をみると、すでに若者がたむろしていた。すこし前に雨がふって道がぬかるんでいるのに何故わざわざこんなとこへくるのかわからない。走りはじめてすぐに本調子じゃないなとわかった。肩から腰にかけてだるい。しばらくして放送室がはじまる。1キロ手前のグラウンドでベンチではなすカップルらしき二人組をみかけた。2キロ、3キロはラジオに集中して走る。折り返して4キロあたりまで走ったあたりではっきりと疲れをかんじる。ただでさえだるかったのが、苦しくなってきた。ラジオでも松本が腹立つことだの、むかついたことだの、いつもの調子で延々と話してるだけで面白くない。自己中心的な考えにムカムカしながら、それでも聴いていた。6キロにあたるスタート地点にもどって、例の若者のたまりの横を通過するのが嫌だったので、初めの1キロを往復することにした。ただ、カップルの前をこの先2度も往復するのは気が引けたので、上段を走ることにした。誰もいないだろうとおもっていたら、階段にすわってタバコをふかしている若いのが一人いた。ここまでくると疲労感も峠をこして、わりと楽になっていた。最終的に8キロ。帰り、遠回りしてマッチを2本買う。