一日目

ジョギングにそなえて徹夜しようとおもうが、睡魔におそわれ、結局10時過ぎに寝る。12時過ぎ、目覚ましがなるが、とても起きられるわけない。が、教習所で注意されてトラウマになってるクラッチのことが寝ていても頭のなかにいっぱいで、気がついたら起きていた。ドンキへいって服や飲み物を買ってから、ジョギングへいく計画だが、ちょうど父親がかえってきて下にいるので出仕度ができない。二階ですわりこむ。1時ごろ、ようやく家を出てドンキへ。4000円ぐらいの高い上着を購入。手垢がついてそうで気持ち悪かったので、洗剤つかって手洗いした後、ベランダに干す。ようやくジョギングへ。1時30分過ぎていた。工事がまた大々的にはじまっていた。同じ道ばかりほりおこしてどうするつもりなのか、何より誘導のおじさんと顔を合わせなきゃいけないストレスがたまらない。自転車をおいて土手へ。最初の一キロは極楽のラジオをきく、本の話などしていて、ちょうど最近文学といわれるものを読み出したのでいろいろ考えた。1キロから先はipodをとりだして、そのまんま東ゲストのビートニクラジオ。2キロ手前の広場、なんか怪しい人影がみえて怖い。3キロの折り返しへむかうところ、また連中がたむろしていて、しかたなく遠回り。めんどうくさい。4キロからはブルーハーツなどを聴き、1−2キロを往復して帰るといういつものコースを終えるはずだったが、事件がおきた。最後の1キロ、土手の上段にのぼって走っていると、前方にけたたましい黒煙がのぼっている。明らかに火事によるものだとわかる。ちょうど上段のコースをさえぎるように黒煙がたちのぼっているので、ここをとおるのは危険と判断。火の手前で道路側におりる、恐怖よりワクワク感のほうが強い。大型トラックが炎上している様子。このときはまだ車体の前方だけが燃え上がっていた。信号をわたって、反対側の道路へ。火事にきづいてから5分、ようやく消防車やパトカーがかけつける。すでに全焼していた。このときふいに、「放火魔は現場にもどる」という例の言葉をおもいだし、やましいことがないのに、不自然にきょどりはじめる。ジョギング帰りというていで、野次馬のなかをかけていった。時間にして3時ごろだったが、5〜60人は野次馬がいた。すると突然、車体の一部が爆破しおもわずのけぞる。死者がでていそうな気配。テレビ局のカメラがくるかもと期待しつつも、恥ずかしくて野次馬になりきれなかった。途中、警察官とすれちがい、明らかに怪しまれる。だいたい8キロ。