1日目

ナイナイのラジオをききながら走ろうと思い、１階で徹夜をする。DVDの索引などを作っているうちに、時間があっというまに経過する。ヤフー天気では晴れとの予報だったが、１１時ごろから強い雨がふりだし、なかなかやみそうになかった。１時過ぎにコンビニで飲み物などを買うが、弱めのシャワーぐらいの勢いがある。ジョギングをさぼってもよかったのだが、久しぶりにナイナイのラジオを聞きたい気持ちが強かったので、多少無理をしてでも走ることにした。家をでたとき、すでに１時３０分をすぎていた。雨のせいでブレーキのききがあまい、曲がり角もスピードをおとせないまま突入するのでヒヤッとする。自転車をおいてナイナイをききながら土手へむかう。菅野美穂のZOOがかかっていた。土手へついて雨のなかジョギング開始。携帯ラジオはトレーナーの裾に隠したほうがいいのだが、雨にもかかわらず気温は高めだったのでむきだしのまま走る。ジョギングはいまひとつ調子がでない。タイミング悪く、オールナイトニッポンはCMばかりだったので、裏をきいてみる。NHKがラジオ深夜便、TBSはアンタッチャブル、文化放送は声優。ラジオ深夜便ではカントリー特集で、古きよきアメリカ音楽にひたりながら、CM中も退屈せずに走れた。３キロ地点、ここでグッタリすわりこむ。思いのほか疲れた。雨はあがったが体調がすぐれない。とりあえず、次は６キロ地点で休もうと自分のなかできめて、再び走りだした。ナイナイは、悪い人の夢・泣ける絵本など。やはりコーナーごとにCMが入るので、ちょくちょく他の局をチェックする。すると、ラジオ深夜便からながれてくるカントリーが、どこか聞きなれたしわがれた声で、「ディランかなぁ」などと思っていると、やはりディランの曲だった。ディランの歌い方の特徴のひとつとして、言葉のリズムのとりかたにあることがわかった。６キロ地点ふたたび長い休憩。ここでラジオはしまい、ipodにもちかえる。携帯ラジオにくらべると、ipodミニはほんとに小さい。握りこぶしにすっぽりはいる大きさ。今日、いれたばかりの伊集院のポッドキャストをきくことにする。これからの最後の２キロがとにかく辛かった。呼吸器系の苦しさではなく、身体の筋肉が限界にきているときの苦しさで、一歩一歩前にでること自体辛く感じた。ポッドキャストは懐かしいお菓子の話など。８キロ、達成感よりも疲労感。帰り道、あまりにも疲れていて歩くのも一苦労。帰ってからはソファーで身体を休めて、しばらく放心状態のままポッドキャストをきいていた。