地理

アフガニスタ
旧宗主国はイギリス。国は無い陸地で、当たり前ではあるがイスラム教を国教とする。地下水路、カレーズ(地下水を意味する)を利用するオアシス農業が盛ん。80年代、ソ連が内政に軍事介入し、現在でも内戦が続いている。

・イラン
中央部にイラン高原、北部にエルブールズ山脈、南北にザクロス山脈という地形。国土全体が新期造山帯なのだ。またカスピ海に面しているのも特徴のひとつである。
歴史的に考えればわかることだけど、イラン人はアラブ人ではなく、インドヨーロッパ系の民族。また国教はイスラムシーア派で、ペルシア語である。
原油の産出量は世界4位、輸出量は2位。イランの主要油田はザグロス山脈からペルシャ湾にかけて立地している。主なものとしては、マスジェド=ソレイマン油田(最古の油田)、ガチサラーン油田、アガジャリー油田など。製油所、積出港はアバダン(世界有数の大製油所)、カー具島(イラン最大の石油輸出港)。イランは現在OPECのみ加盟し、OAPECには加盟していない。
農牧業は地下水路・カナートを利用したオアシス農業があり、なつめやしは世界一位の生産を誇る。
1979年、イラン革命により王政から共和制へ転換し、これが第二次石油危機の原因となる。また、80年代、イラクとのあいだに戦争がおこる。これはシャトルアラブ川の国境問題と民族問題がからんだ戦争。