一日目

24時間テレビをみて徹夜、外出るのを面倒くさく思うが、なんとか決心をかためる。母親が寝たのをみて、急いでラジオをもって家を出る。時間は1時50分。このあいだ家を解体した土地に立て札があり、新しく家が建つ様子。時間的に放送室に間に合わないとおもい、自転車をとばす。するとポツリポツリと小雨がふりはじめる。自転車をおいて早足で土手へむかう。土手につくまで赤信号にひとつもあわず、最速ですすんだ。ストレッチをしながら歩き、ラジオをつけると既にはじまっていた。内容は身内のスタッフのすべらない話。走りの調子はよく、軽く走れた。1キロのあたり、前方からきたバイクがとまっている、その横をとおりすぎなくてはいけないのですこし怖い。しばらく走っていると、後ろからバイクの強いライトでこっちが照らされてるのが分かる。しかもやたらゆっくり近づいてくるのでおかしいなとおもったら、バイクの二人乗りと自転車の一人が併走していて、追い越された。怖いので、そのあと上段へいくが、足元が草なので走りづらい。バイクの連中も、道路からはずれて草っぱのなかにはいっていったので、途中で降りる。無駄な力をつかった。かなり駆け足ではしり、折り返す。放送室は身内のノリについていけず、また言葉尻をつっこむといった嫌いなパターンがおおくて、飽きてくる。5キロ手前、1−2キロを往復してかえるかと考えていると、後ろから喋り声がきこえて、なんとなくふりむくと自転車がこっちにむかっていた。見てしまったまずさもあり、ここで折り返すことができない。しかたなく、そのまますすむ。後ろの自転車がやたら遅い。なかなか追い越さない。しばらくはしっていると、ようやく自転車が横を通過、すると女の子の二人連れだった。自転車の速度がおそいので、走りのピッチをあげたらおいついてしまいそうになる。気を遣い、走りのペースをさげるが、突然むこうが自転車をとめたので追い抜く。久しぶりにスタート地点をこえて、反対の道もはしることになった。誰もいないので悠々と走れる。途中で放送室はおわり、AMでザッピングしたつもりが、FMのみうらじゅんの番組にたまたまあう。なかなか面白く、これをききながら8キロ走る。帰り道、前方に男女の3人組。道を広くつかって、ゆっくりあるいているようで、追い越しようにも追い越せない。信号についてから、ようやく通り抜ける。