一日目

10時過ぎに寝る。諸星大二郎に会いに行くという奇怪な夢を見て、ハッと起きる。ずいぶん寝た気がしたがめざましはなってないよなぁと考えるが、昨日教習所のために4時に時間をかえていたのをおもいだす、なかば諦め気味で時計をみると1時前。自然にこの時間におきれたことに驚いた。360円もって家を出る。ナイナイをききながら土手へ。昨日の予報で最低気温6℃とでいてたが、確かに寒い。凍える、指先冷たい。交番前の交差点で警察官がひとり自転車でとまっている、普通警察官は2人一組だからおかしいなぁとおもう。しかも、信号の前でたちこぎのまま静止して、むこうがわの交差点をみたりしている。交通違反者をとりしまってるのかとおもったが、どのみちナンバープレートを確認できる距離ではない。青になったら、一瞬こっちに目をやって、すぐたちさってしまった。次の交差点、赤信号で待っていると、さっきの警察官がうしろからきた。先にいったはずなのに、何故後ろからきたのかわからない、遠回りしたのか、おれの行動をみはっていたのか。とりあえず信号無視しなくてよかった。青になると、その警察官は土手のほうへむかう。しかも階段でも一度も自転車をおりない。事情があり、ラジオを消してジョギング開始。いろいろ考えながら1キロ、ここでラジオをつける、今週のインパクトがはじまった。体調も多少よくなり、それほどジョギングに苦はなかった。ただ、イヤホンのコードが変な癖がついてしまい、まっすぐにたれず、首先やアゴにあたってきもちわるい。走ってる間中これをきにしていた。3キロ折り返し、またも橋の下で例の人。慣れたが怖い。6キロ地点、グループ魂の曲がかかったところで、ちょっと辛くなり、ipodにかえる。シャッフルで残り2キロをはしった。けっこう足にきて、疲れがでた。しかしなんとなく、坂道のとこのガードレールをのぼって歩いてみたくなり、あがってみるが一瞬で断念。バランスどころじゃなかった。帰り道にふたたびナイナイをきく。はじめて矢部ノートの実行部分をきく。自転車に鍵をかけるのをわすれていた。