一日目

合間をみて別宅にビデオをとりにいき、帰ってから急いで支度をして家を出た。気温はややなまぬるくかんじるほど高い。作業員がガソリンスタンドの中にまではいって道路工事をしている、迷惑だ。自転車置き場につくが、ここでも進路が現場作業員がたっていていやな感じがしたので、遠回りして土手に向かう。いろいろ妄想しながら歩いたので苦ではなかった。途中、黒猫ヤマトの集配所をとおって、扉があいていたためはじめて内部をみた、とろうとおもえば荷物をぬすめるぐらい荷物のダンボールがむきだしにおかれていて、セキュリティが甘かった。土手についてジョギング開始。3年半前のナイナイのANN、岡村大勢におごった話やサブゲとあった話。気温が高いのではしりだしてすぐ上半身がモワッとして、体温が高いいやなジョギングとなった。これまでのジョギングとちがい、走りだしてすぐ呼吸が苦しくなる、向かい風がすくないのに、やたら肺に空気がたまる感じがした。はじめの1キロからつらいジョギングになることが予感できた。3キロ手前、道路上になにか大きな物体がおかれていて、立ち止まって確かめると、業務用とおもわれるような未開封のペットフード3つと、未開封のお酒の1リットルパック。とっさにもちかえってヤフオクで売れるんじゃないかと頭をよぎったが、誰かにみられていそうなので走ってその場をはなれた。すぐ折り返しで、またその現場にもどる。頭のなかはそのことでいっぱい。再び、その地点でとまって、今度はじっくり調べる。手にとってもってもおかしなところはなく新品のドッグフード。人目につかないところにおいてあとで自転車にとりにこようかなど考えた。ただ道端におかれてあって砂で汚れているので売れるかは疑わしかった。ヤフオクで売る未練をのこしたまま、走りさる。やたら息の上がるジョギング。ラジオがつまらなかったのでipodのシャッフル。とくに聞きたい曲もなく、たまたま流れたユニコーンの働く男をなぜか2度リピートする。なんとか8キロ。走りおわったところで、筋肉に乳酸がたまったような、気持ちの悪い感覚。帰り道はこないだとおなじく、チャイコフスキーのピアノ協奏曲、とくに3楽章が好き。自転車置き場にもどると、作業員がすぐそばにいてはやくはなれたかったが、自転車が重なるようにおかれていて、それをどかす必要があったのでipodをポケットにしまう。