1日目

月曜
コンタクトを受け取り、帰宅。午後五時半過ぎから、ジョギングへむかう。雨上がりで涼しい。自転車をおき、ぼーっとしながらうつむきあるいていると、東京三菱銀行の前で、自動車のなかから空き缶が投げ捨てられる音がきこえる。とっさに運転手のほうにめをやると、いかにも頭のわるそうな人で、因縁つけられると怖いのですぐ目をそらす。怪物くんのテーマ曲が頭からはなれない。土手へつくまでに6時のチャイムがなった。土手へついてジョギング開始。5月ごろのナイナイのANN、矢部の新ドラマの話など。だいぶやすんだのに体が重い、しかも走りだしてすぐ暑さで汗がながれおちる。まだまだ明るく、人も多い。2キロをすぎたところ、後ろからジョギングの足音がきこえる、追い抜かれるでもなく後ろをつけられてる気がした。それまでは疲れから早歩き程度の速さで走っていたが、意地でピッチをあげて走る。が、それでもぴったり後ろをつけられる。3キロ地点について足を止めると、後ろから二人組が追い抜いていった。風があまりなく、汗ばかりふきだす。4キロをすぎたころ、もう身体的にも疲れは絶頂にあった。とても8キロは走れない、6キロで十分だと思いはじめたとき、突然うしろから小学生の子供にぬかれた。子供2人と付き添いの保護者1人、そのうちの子供1人が追い抜いたのを確認するようにこちらへ振り向いたので、意地になってペースをあげてあとをつけていく。このとき、気力が体力の消耗をうわまわり、疲れがぬけるのがわかった。結局、その子供たちは少しさきの水のみ場で足を止めて休んでいた。このときのペースを維持して、8キロ。全身の水分が汗でながれおちた感じで、喉がからからで、家にかえってからのジュースがほんとにおいしかった。