1日目、1日目、1日目

1日目(水)

1日目(金)

1日目(水)
午前1時過ぎ、部屋からでる。髪を洗った後すぐ寝たのでボサボサ頭、ムースで無理やり髪を寝かそうとするが、ふんわり感がのこる。携帯ラジオをもちだし、特に目的もなく家を出る。雨上がりのラジオが100回、これを聞きながら町を自転車で走る。とりあえずアルバイトしているスーパーへむかう、自転車で店前をとおり店内を覗く。オカマの先輩店員は今日も働いていた。往復して店内の様子をうかがおうとかんがえていたが、気づかれたら恥ずかしいので結局やめた。その帰り、深夜営業のKマートへよる。店員は女の子、言葉づかいもあまり教育されていないらしい、通路には品だし中のケースが散らかっている。目当てのアイスがなかったので、何も買わずにすぐ店を出る。結局なにも買わないまま家へかえる。服をジョギング用にきがえ、ipodをもって家を出る。自転車をとめると、すぐ前で工事がおこなわれていた。前をとおると色々気を使うので、わざわざ遠回りして土手へむかう。土手へつく、夏休み特有のちゃらついた雰囲気はなくなり、いつもの土手のかんじに落ち着いていた。ラジオをしまって最初からipodで音楽シャッフルしてジョギング開始。サザンが聞きたかったので、続けて何曲か聴く。長時間バイトがおわって1日もたっておらず疲労がまだあるかなと思っていたが、気温も低めで、最初の1キロは気持ちよく走れた。その後、曲にあわせて高くとんで走ってみたり、結構無茶な走り方をした。2キロ過ぎ、橋の下にいつもとちがう影がみえる。人影にしては背丈が小さく、ポールでもおいてあるのだろうと、多少躊躇したもののその横をはしる。すると、その影の正体は3〜4台つらねて駐車しているバイクで、奥のほうからその持ち主とおもわれる人の影と物音。一気に緊張感がはしり、3キロ地点。持ち主は遠くにいるし大丈夫だろうとおもい、往復後もその道を通ろうと決意するが、今度は持ち主がバイクの近くにおりてきているようにみえた。とっさに向きを変え、長く茂った草むらをかきわけてズボンを濡らしながら、脇道にでて、ここをとおることにした。脇道をはしっていると、そのグループの一人とおもわれる白い服の男が前方にみえた、こっちを確認しにきたようにみえ、まさか狙いをつけられているかとおもったが、結局思い過ごしだった。この余計な走りで疲れがではじめる。なんとか6キロ地点まで走る、ここでうずくまって呼吸をととのえる。しかし一度ジョギングをおえたあとのようにどっと疲労をかんじ、ここからあと2キロ走るだけの気力体力がもうない。気分をかえようとカーボーイの続きをきく、平成11年11月11日になにをするか。7キロ地点でまた休む。体力的に限界で、節々が痛い。さらに最後の1キロを走るが、とくに苦しかった。8キロ。7時間バイトするより、8キロ走るほうが大変だ。