2日目

金曜日
午後五時過ぎ、準備をととのえ出発しようとするが、水まきの音がきこえて一度家にもどる。誰もいないのを確認して家を出る。まだ明るく人通り多い。自転車をおいて、土手へ。できるだけ人から顔を背けてストレスを回避する。土手についてジョギング開始。音楽から。人とすれちがうとき、目をつぶって走り抜けてみる。余計なストレスを感じずにすむが、ほんの十秒程度でも目をつぶって走るのは恐ろしくい。音ですれちがったことがわかる。この時間帯の土手では、犬を放し飼いにして散歩している連中がおおい。人の迷惑になるようなことはするな、と考えながら走っていて、音楽はほとんど頭にはいってこない。放し飼いの犬とすれちがうだけで、怖さで心臓がしめつけられる。3キロ手前、おそらく捨てられたであろう中型の犬をみつける。幸い寝ている様子だったが、万が一のことを恐れて反対側からはしる。3キロ地点で小便をして、再びジョギング開始。5キロ手前でも、大型犬を話している飼い主、これみよがしに遠回りして通り抜ける。もう少し涼しくなっているかとおもっていたが、まだ9月でこの時間は暑い。予想以上に体力をつかい、結局6キロでスタート地点にもどったところでジョギングを終えた。帰るとまだ6時半過ぎだった。